消火器と男女平等

昨日の防火管理の講習で一つ気になったことがあります。消火器の使い方の説明でレバーを握るのが男性なら大丈夫だが女性では難しい場合があるという話です。アメリカでそんな言い方をしたら問題になるんだろうな、ということを思いました。

確かに握力の一番強い人は多分男性だと思うし、一番弱いのは女性かもしれません。でも握力の強い女性より弱い男性はいると思います。これは女性を卑下しているということだけではなく、握力が弱い男性は男性らしくないという男性にとってもよくない考え方ではないかな、と思います。

カナダの総理大臣は男女平等が大事なのは2015年なんだからと言ってのけたのが印象的でしたが、男女平等の考え方はいろんな見方ができるな、といろいろ考えてしまいました。男女平等は能力が違っても価値は同じなのだという考え方が大切だと思います。女性も平等に扱ってもらおうと思い、回りの男性と同じ能力に達しようとしたり、自分の能力を発揮するのをやめる、ということこそ男性の方が価値があるのだと心で認めている証拠になるのではないでしょうか。

男女、人種などいろいろな差別の元になるようなことではそれぞれが特性であって人間としての価値ではないということが認められるような環境を作っていけたらと思う次第です。

昨日の講習でかちんと来た私の心に何が引っ掛かったのか、考えてみての話です。

おわり。